風力発電・太陽光発電・水力発電における地権者と地図情報の最適な活用法:再生可能エネルギー分野での事例

この記事でわかること
  • 地番・地権者机上調査業務って何?
  • 風力発電・太陽光発電・水力発電での利用事例
山下

こんにちは、株式会社ローリスの山下です。

今回は弊社で提供している「地番・地権者机上調査業務」の中で、再生可能エネルギー事業での地図データと地権者データの提供事例をご紹介いたします。

再生可能エネルギー分野では、風力発電・太陽光発電・水力発電・ソーラーシェアリングの分野でご利用をいただいております。

悩める人

風車の建設予定地、搬入路の建設予定地、送電線網など調べる箇所が沢山あって時間と手間がかかる…

悩める人

入手したい場所の公図や全部事項がなかなか手に入らない…

こんなお悩みを抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか。法務局、登記情報提供サービス等を利用しても地番を検索して、1つ1つ調べるのは大変な手間ですよね。

本記事では、再生エネルギー分野で「地番・地権者机上調査業務」をご利用いただいた活用事例を紹介いたします。


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弊社(株式会社ローリス)では、入手に時間と手間を要していた「地権者(所有者)」と「公図」の情報をオンライン提供しています。

法務局で入手できる全部事項証明書をデータ形式で入手できるだけでなく、お客様のご要望や目的に合わせた形で情報を整理し、データ納品することが可能です。

※本サービスは法務省公式の登記・供託オンライン申請システムAPIを利用してるのでセキュリティも安心です。

山下

どんなことでもお気軽にお問い合わせください。


目次

地番・地権者机上調査業務って何?

地番・地権者机上調査業務とは、株式会社ローリスで提供しているサービスです。

再生可能エネルギー分野では発電施設やそれに付随する設備、搬入路、送電線網など多くの土地の区画や地権者(所有者)を把握する必要があります。

ごれらの調べるのに法務局に出向いて申請したり、登記情報提供サービスを利用したりすることで調査をします。詳しくは下記リンクを参照下さい。

地番・地権者机上調査業務で提供される情報は?

広い範囲で土地の形状は地権者を把握したい場合、その労力は相当なものになります。

地番・地権者机上調査業務はそんな労力と時間のかかる調査業務をお客様に変わって直ちに提供することができます。提供できる情報は下記になります。

  • 筆データ(土地の形):shapefile、KMZ、CAD 、PDF…etc.
  • 地権者リスト:EXCEL、CSV …etc.
  • 全部事項(所有者事項):地権者リストを作成するために利用したPDF
筆データのイメージ
全部事項から取得した地権者リストのイメージ

納期はどれくらい?

調査範囲によって納期は変動しますが、他社で2ヶ月かかっていた作業範囲を弊社では最短2週間程度で提供をしております。

費用はどれくらい?

納期と同じく調査範囲によって変動します。都市部と中山間地域では同じ範囲でも筆数に大きな差がでてしまいます。筆数が多ければ多いほど費用も高くなっていくことになります。

山下

調査費用・納期などはお問い合わせいただければお見積りさせていただきます。お気軽にご連絡下さい。

風力・太陽光・水力発電での利用事例

再生可能エネルギー分野の中では、特に広域に調査が必要となる風力発電分野でご用命をいただいております。

特に下記の様な用途での利用が多いようです。

地権者情報・地図情報の利用範囲
  • 様々な条件と重ねた発電施設設置の決定
  • 居住地から1km以上離れているかを確認
  • 1名の地権者で複数の発電施設を設置できる場所の把握
  • 搬入用道路の設計のための地権者把握
  • 用地交渉 …etc.
山下

それでは、具体的に解説していきます。

1. 様々な条件と重ねた発電設置の決定

風車、太陽光、水力発電施設を設置するためには様々な要因を考慮した上で決定をする必要があります。風況、日射量、標高、鳥獣保護区、土砂災害警戒区域、道路、積雪量など多岐にわたります。

風況・鳥獣保護区と筆データのサンプル

条件の良いと思われる場所の地権者の筆がわかることでどこに施設を設計すればいいのかの判断材料になります。

2. 居住地から1km以上離れているかを確認

筆データがあることで、居住地から筆までの距離を計測できます。これによって指定の距離が確保できているかなどの把握が簡単に行えます。

居住地から特定の筆までの距離の把握

3. 1名の地権者で複数の発電施設を設置できる場所の把握

効率的な発電施設の設置のためには、できる限り同一の地権者から土地を借り受けることが必要となる場合がある。これらを視覚的に把握するためには地図データと地権者データが紐づいていることで効果を発揮する。

同じ色が同一の所有者であることを示している

4. 搬入用道路の設計のための地権者把握

発電施設の開発を進めていく中で、道路の拡張や延伸工事が発生することがある。その都度地権者情報を調査しているのではなく、事前に調査範囲として定めておくことで早急な対応が可能となる。

既存の道路から搬入路を延伸するための計画での利用

5. 用地交渉

地番・地権者机上調査業務で提供する情報は筆データと地権者リストのため、どの筆が誰の所有する土地なのかが一目瞭然です。

筆単位で地権者情報が紐づいている

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弊社の地番・地権者机上調査業務は、全国面積(国有林約8万k㎡を除く)の85%以上の地番をカバー。

「精度の高さ」「納品の早さ」「同時調査数の多さ」が売りのサービスです。

※本サービスは法務省公式の登記・供託オンライン申請システムAPIを利用してるのでセキュリティも安心です。

まとめ

最後に本記事のまとめです。

地番・地権者机上調査業務とは…?
  • 指定された範囲の地権者情報・地図情報を一括で提供するサービスです。
  • 提供形式はお客様の要望によってshapefile、KMZ、CAD等で提供します。
  • 全部事項をリスト化して管理を簡単にします。

以上です。

手間と時間のかかる作業ですが、弊社では公図相当の地番図を蓄積、更新しています。全部事項も法務局から取得した最新の情報を利用しているため、情報の精度にも自信があります。

山下

弊社の地番・地権者机上調査業務に関する質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・ご相談は無料です。

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